2年くらい前の米国のeWeekのサイトに「Move Over, EAI」という記事が、記載されています。Webサービスが広まることで、従来のEAIアダプタによってインテグレーションを行っていたのが、大きく変わるという内容です。記事の中で、主要なEAIベンダーのマネージャもWebサービスが台頭することを肯定していますが、2年経った、今現在、EAIのアダプタがすべてWebサービスに置き換わるという勢いとはいえないと思いますが…
パッケージベンダーはWebサービス化を進めているのは、もちろんですが、ユーザ側でも次のプロジェクトではWebサービスを使うと普通に考えられるようになっているので、EAIアダプタの適用にも変化が出て繰るのではないかと思います。アダプタと言っても、いくつか種類があります。テクノロジー・アダプタと呼ばれるトランスポートの違いをサポートするもの、アプリケーション・アダプタと呼ばれる、たとえば、ERPと連携するための特別なアダプタ、あるいは、データベースと連携するためのDBアダプタなどです。
このうちのテクノロジー・アダプタは確実にWebサービスに替わっていくものだと思いますが、そのときはESBということになっているかもしれません。アプリケーション・アダプタは、機能として、アプリケーションやデータベースのスキーマを意識したものとなるので、個別の追加機能として提供されるようになるのではないでしょうか。つまり、Webサービス(あるいは、ESB)を基盤として、その上にアプリケーション毎の連携機能が搭載されるというイメージです。
いままでアダプタを介して、異なる言葉が通訳されていたとするとWebサービス(あるいはESB)は、直接、ユーザ同士が直接コミュニケーションする共通言語のようなものとなるのではないでしょうか。ちょうど、英語のようなものです。豊かなコミュニケーションが、通訳を介するか、あるいは、直接話しをすることのどちらで得られるか?私は後者であるべきだと思います。

時として、通訳が必要となることはあるでしょうが、通訳の方はアプリケーションの本質は理解できなし、時間単位でコストがかかります。これは、特別な場合であると思うべきではないでしょうか。多少、勉強しなければならなくても、Webサービスというツールがある以上、カスタマイズを加えて、直接、連携することを考えてもいいのではないでしょうか?
江川
