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変化はコントロールできない。できることは変化の先頭に立つことだけである。

ドラッガーの言葉です。BEA Japan Forum 2006の午前中のパネルで三菱東京UFJ銀行のCIOの根本氏が、お話の中で引用されていました。実は2004年にお話を伺っているのですが、そのときに比べてSOAの導入に対して、他に選択の余地はないというくらい積極的にお話になっておられ、かつ、背景や技術、想定できる結果までも実にクリアにお話になっておられたことが非常に印象的でした。

タイトルの言葉の意味は、文字通りですが、その基礎は、すべてが変化することは必然であるということです。しかも、変化が起きて、周知のことになってからでは遅すぎるということも含んでいます。自らが変化を作り出していくことで変化への対応を実現するという逆説的な意味もあるかもしれません。

ビジネスの変化ということはよく言われますが、テクノロジーの変化やアーキテクチャの変化についてはあまり真剣に話をされていることを聞いたことがありません。ビジネスの変化に対するSOAのソリューションを支えるテクノロジーも変化すると考えるべきです。これまでも新たなテクノロジーやソリューションが出現すると古いテクノロジーは捨てられて、システムの再構築となっていました。

しかし、新しいテクノロジーに乗り換えるために、たとえば、5年に1回、ガラガラ、ポンでアプリケーションからシステム基盤を入れ替えていたなら大変な浪費といえます。つまり、テクノロジーの変化に対しては、特定のテクノロジーに依存しない”テクノロジーに中立”なフレームワークが必要となります。

一方、アーキテクチャの変化については、アーキテクチャが変化してしまっては、その上に乗るアプリケーションは対応できないのではないかという懸念があります。つまり、あるアプリケーションはあるアーキテクチャに依存しているということになりますが、すべてが変化することからアーキテクチャも変化することを前提とすべきです。

エンドポイントにESBの機能を集約し、分散アーキテクチャで仮想のバスを構成するArtixは、エンドポイントを組み合わせることでアーキテクチャを柔軟に変化させることができます。エンドポイントでESBの機能が完結することで自由にエンドポイントの構成と新しいアーキテクチャへの移行をサポートすことができます。つまり、分散アーキテクチャは、アーキテクチャを変化させることができる唯一のアーキテクチャであると思います。


江川

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