Celtix 1.0のサンプルのREADMEを翻訳して、20回に分けてThinkITに掲載したのですが、どれくらいの方が読まれて、どれくらい有効だったのかは、よくわかっていません。あまり、一般受けするような内容ではないし、実際にやってみないとなにもわからないわけですから…興味の範囲のターゲットとしてもミドルウェアというものが、どこまで一般的なのは、正直、よくわかりません。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が2006年10月24日に開催したIPA Forum SECコンファレンスの論文のうちの「Java開発者のオンデマンド・ラーニングを支援するソシオテクニカル環境」の中でJava1.5の標準ライブラリのクラス数は、3279クラスになるとしています。API数にすれば1万は超えるでしょう。このような複雑なプラットフォームをSOA基盤の核として使うことは、メンテナンス、リソース、バージョンの整合管理などの多くの問題を将来に残すと思います。
Celtixはエンドポイントをラッピングするというネットワークを想定したときにもっともシンプルな方法でESBを実現します。商用製品のArtixと同じ方式ということになりますが、JavaEEでも、Tomcatでも、JBIでも、Springもコンテナとして利用できるのは、今後のテクノロジーの変化や適用環境の多様性に対応できる重要な特徴です。その意味で、サーバとクライアントのエンドポイント同士を対峙させたCeltixのサンプルは、サービス提供者とサービス利用者の対応を個々に説明しており、合理的なサンプルとなっていると思います。
翻訳ものばかりではなく、実際のお客様での経験などを織り込めればいいのですが、実際には、なかなか、お客様の情報を公にできなかったりしますので、先々に有益な情報として公開できるように勤めます。しばらく、この状態でお付き合いいただければと思います。
江川
