どん引きのプレゼン
思い起こせば5月の連休からブログを書いていないので、なんとサボっていたことか。このブログを持っておられる方も、そうそうは居られないと思うので、一度サボってしまうとどうにも戻れないのは、修行が足りないというところですか…
このブログも本来は仕事の一環なので、結果的には仕事をサボっていることになるので、評価は一段と落ちるというのが、落ちでしょうか。それも仕方がないかもしれません。
このような状態なのでいろいろとアップデートしなければならないのですが、気持ちが入っていませんが、少し、ねじを巻かないといけないと思うようになったので、エントリします。
IDG主催のITアーキテクト・サミット 2007 Summerでセッションをひとつやってきました。相変わらずSOAをテーマにしているので、工夫が必要なのですが…工夫というか、結果的には奇をてらうということになってしまったかもしれません。
SOAのインフラについてもっと考えましょうというのが、率直なテーマです。アイオナとしては至極当然のことでインフラ(ここでいうインフラとはミドルウェアのレベルのこと)を充実していただかないと商売にならなりません。まったく、当たり前に考えても”基礎”が大事であることに何の異論もないと思います。
しかし、市場は、これに関心がない。上水道などのいわゆる社会インフラとITインフラをかけて説明したりもするのですが、社会インフラは、どちらかというと公共性の高い資源であり、公共団体が投資をしていることを思うと一般の企業にITインフラに投資を考えて欲しいといっても、投資の対象に対する意識に無理があるのかもしれません。インフラは国がやってくれることと自分の責任範囲外と思うのでしょうか。
それでも、インフラが必要であるという本質は変わらないわけで、では、その本質とはなんであろうかということになります。SOAの話を考えているとビジネスの変化に対応するというITにとってもっとも本質的な課題にぶつかります。簡単なことではありません。それでもIT側の立場としても主題となっています。
考えてみればある固定したものの上でなにかを変化させること自体が難しいです。柔軟なアーキテクチャや良く考えられた設計というものが変化を許容できるかもしれませんが、限界があります。経験的に言えば、工学的な方法論も十分でない中でそのような設計は期待しない方いいということではないでしょうか。となると結果的には固定できるものはないということになります。
友人で、人生でいろいろなことがあるときに、心安らかに、あらゆる物事を受け入れるために仏様の教えに従うという考えを持った人がいます。私なんかより、とても深くて真面目な考えで仏教の本質を捉えようとしているのですが、その友人の話を参考にすると世の中はすべて無常、つまり、諸行無常でなにも決まったものはないのではないかと思い当たりました。
でも、そうなるといったい何が私たちの実際の生活を律しているのかが理解できませんでしたが、それには縁起という説があるのが、Wikipediaを見ていてわかりました。縁起が悪いの縁起とは少々違うそうなのですが、難しい内容はとても理解できず、ただ、理解できたのは、現象(物と心)の関係を決めるルールがあって、それが縁起というもので、仏説の本質的な課題であるということでした。
これを無理やり、ITインフラにリンクさせたのが、次のスライドです。友人にプレゼンで諸行無常に縁起を使うと言ったら、そんなプレゼンには聞いている人は”どん引き”だと言われました。どんな絵を付けてたらいいかわからなくて、友人に聞いたのですが、教えてくれませんでした。天国の絵でもつけるかと思ったのですが、結局、ありきたりのものになりました。
実際には”どん引き”ではなかったようですが、皆さんがどう思われたかはわかりません。システム要件はもちろんのこと、テクノロジーも、アーキテクチャさえも、変化しなければならないのであり、それらを律するルールは、ビジネスデシジョンのルールでもあり、セキュリティポリシーのような決まりでもあり、ガバナンスの中で決めたルールやシステム開発のプロセスでもあるわけです。
これらのルールが使いまわすことができ、ブラッシュアップされていくことで、あらゆる変化に対しても対応できるシステム構築のアプローチができるようになると思っているのですが、”どん引き”でしょうか。ここのルールを構成するのがインフラです。どのような形なのか、まだ、はっきりとはわかりませんが、SOAの本質も、このようなところにあると思います。SOAスイート製品は本質ではないですね。
今の日本の豊かは社会インフラもすべての人と法人が税金を払ったからできたものであって、ITインフラに投資をしなくてもいいということにはならないと思います。


